このたびの大船渡市の林野火災に際し、全国の皆さまからたくさんの温かいご支援をお寄せいただき、誠にありがとうございました。
支援金の受付は、2025年5月31日をもって終了することをお知らせいたします。
5月29日現在でお寄せいただいた支援金は、15,066,617円にのぼりました。
皆さま一人ひとりのお気持ちが、被災された方々にとってどれほど心強い支えとなったことか、言葉では言い尽くせません。心より感謝申し上げます。
5月17日からは建設型応急仮設住宅への入居が始まり、避難所も閉鎖の動きが進んでいます。
被害にあわれた方々も、少しずつではありますが、新たな生活へと歩みを進めています。
一方で、林野火災による直接的な被害だけでなく、観光客の減少やイベントの中止、山林資源の焼失、物流の停滞に加え、飲食店や宿泊施設の利用低下など、地域経済全体に広く影響が及んでいます。
さらに、漁業を営む方々の中には、火災で漁具や設備を失ってしまった方もおり、日々の生業を再開する目処が立たず苦しい状況が続いています。
こうした間接的な被害は目に見えにくいものの、地域の暮らしや生計に深く関わる重大な課題であり、経済的な回復の兆しは未だ見えておりません。
支援金の募集は当初、避難所での炊き出しのための食材費を主な用途としてスタートしましたが、ありがたいことに想像を超えるご寄付をいただきました。
また、時間の経過とともに被災地の状況も変化し、それに伴って支援のニーズも移り変わってきています。
私共一般社団法人大船渡地域戦略は、「地域の『稼ぐ仕組みづくり』を行い、地域に『人が集まる街づくり』を支援する」ことを目的とした団体です。
皆さまからいただいた支援金は、被災地域の復旧支援にとどまらず、今後の地域経済の活性化に向けて、大切に、そして誠実に活用させていただきます。
あらためまして、全国の皆さまから寄せられたご厚意に、心からの感謝を申し上げます。
今後とも、大船渡の復興と未来を温かく見守っていただけますよう、お願い申し上げます。
2025年5月29日
一般社団法人大船渡地域戦略
理事長 志田 繕隆